新潟県立近代美術館に行って「思い出のマーニー☓種田陽平展」「ジブリの大博覧会展」を観てきました。
レポートしてみます。
まず、新潟県立近代美術館って名前の美術館ですが、県都の新潟市ではなく、長岡市にあります。
3連休の中日、2016年3月20日にクルマで行きましたが、午前11時半頃に着いたときには駐車場が満杯状態で、隣接している「ハイブ長岡」の駐車場にとめるように誘導されてました。
とりあえず、メシを先に食うことになりました。
長岡は生姜風味の青島食堂が有名です。
昼食後、再び美術館に戻ります。
駐車場の入り口には「満車」の看板が立っていましたが、ガードマンが中に入れてくれました。ラッキー。
美術館の外まで行列がのびていることはありませんでしたが、美術館の入り口ホールは人でいっぱいです。
チケットを買って並びますが、入場まで70分の看板がたっていました。
持ってきた本を読みながら並びます。
並んでいる人たちは子供連れ、カップル、年齢もさまざまです。
実際は50分ほどで展示場入り口までたどり着きました。
今回の展示は、二つの展示会から構成されています。
会場内は一切撮影禁止です(最後の実寸猫バスは除く)。
順路的に、まず「思い出のマーニー☓種田陽平展」に入ります。
「思い出のマーニー☓種田陽平展」@長岡
この展示は2014年からやっていたようで、それが今回長岡にやってきたって感じです。
まず、湿っ地(しめっち)屋敷の原寸大出窓が登場します。
中には幽霊、じゃくて、マーニー。
この展覧会、まず、アニメの「思い出のマーニー」を観たことがある人じゃないとあんまり楽しめません。
私は観たことがあるのでよかったです。
「思い出のマーニー」のもう1つの主人公とも言える「湿っ地(しめっち)屋敷」がどのように作り出されたかが詳細にわかります。
こんな細かいところまで設定されてるのか、とか。
こんなに緻密な絵だったのか、とか。
「湿っ地屋敷」のマーニーの部屋が実物大で再現されていて、その中に入ることができます。
その壁に貼られていた内容にショックを受けました。
マーニー年表(種田陽平展より)
1953年 00歳 父リチャードと母桐子の間に生まれる 湿っ地屋敷で暮らす
1969年 16歳 母親と札幌へ移る
1971年 18歳 就職
1973年 20歳 幼なじみの和彦と再会
1975年 22歳 母親の蒸発
1978年 25歳 和彦と結婚 札幌で二人で暮らす
1980年 27歳 娘 絵美里が生まれる
1981年 28歳 和彦を病で亡くす
1987年 34歳 マーニーも病にかかり、サナトリウムへ入る
1993年 40歳 退院 絵美里を引き取る
2000年 47歳 絵美里が結婚、出産する
2002年 49歳 絵美里を事故で亡くし、孫を引き取る
2003年 50歳 マーニーの病が悪化し他界
えっ。マーニーってば50で死んだのかよ。
いくらアニメとはいえ、早すぎです。合掌。
この幽霊譚の山場の舞台となるサイロ内部も実物大で再現されています。
実際、小さな子供が泣きだしたほどの恐ろしさでした。
「湿っ地屋敷」の巨大なジオラマもあり、美しく変化する光のなかに浮かぶ西洋館を眺めることができます。
ああ、そうそう。「湿っ地屋敷」のペーパークラフトが発売されているんですよ。知ってました?
【湿っ地屋敷】思い出のマーニー◆紙模型(ペーパークラフト/キット)【みにちゅあーとキット】【s… |
また、アニメのなかで杏奈が描いたマーニーのスケッチも展示されています。
そんなこんなでマーニー展が終わると引き続き「ジブリの大博覧会展」に突入します。
「ジブリの大博覧会展」@長岡
これまで公開されたジブリ映画で埋め尽くされた会場で、昔の思い出が蘇ります。
スズキプロデューサーの机が再現されていたり、コピーライターの糸井重里氏とのやり取りされた手紙の現物を見ることができます。
個人的には、鈴木プロデューサーの机の後ろの本棚にあった「タイガーモス号のエッチングモデル」が欲しかったです。
また、ジブリ社内の飲み会のお知らせなんかも興味深いものがありました。
最後に実寸大の猫バス登場@長岡
展覧会の最後は、猫バスです。
原寸大です。中に乗り込むこともできます。
ここに長い列ができています。
数十分は待つようなので、パスしました。
ここでは写真撮影が許可されています。
以下、この展示の概要です。
基本情報
会期
2016年03月05日(土) ~ 2016年05月15日(日)
開催時間
9:00~17:00 券売は16:30まで
休館日
3/7(月)、14(月)、22(火)、4/11(月)、18(月)、25(月)、5/9(月)
観覧料
一般…当日1,300円(1,100円)、 大学・高校…当日1,100円(900円)
※( )内は有料20名以上の団体 小・中学校の児童・生徒は、無料です。
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