巨大建築つながりとゆーことで、本日は、新潟県長岡市にある宝徳山稲荷大社(宝徳稲荷)をレポートします。
この神社、巨大なだけでなく、その不思議さでもダントツで驚きの世界です。
このページにたどり着いたあなたもなにかのご縁でございますので、ぜひ、宝徳稲荷さんを訪れてみてください。
【注】
このレポートは2017年の11月の体験を中心に書いておりますが、その後仕入れた情報も追記してあります(2024年11月現在)。
初めて光る鳥を見てから、ほぼ毎年、11月2日の夜にこちらをおまいりさせていただいております。
真夜中に赤く光り輝いて(あるいは光を反射して)飛ぶ鳥は確かに存在しますし、その場にいれば誰でもその鳥を見ることができます。特定の人だけに見えるような現象ではありません。
ただ、その鳥の正体がなんなのか、私には判断がつきません。
宝徳山稲荷大社とは
まず、美しい公式動画がアップロードされてますので、ご覧ください。
どうです?
田んぼのとなりの小高い山に巨大な建築が建てられています。
動画にもありましたが、こんな建物がたっています。国技館の土俵の上にあるような屋根。
鰹木と千木が特徴的です。「神明造」ってゆーんでしょうか。鉄筋コンクリート造とも云えますけれども。
地元ゼネコン、植木組によって建設されたと伝えられています。
私はこの大社の存在を昨年(2016年)、たまたま知りました。
「稲荷」の名を持つこの宝徳山稲荷大社ですが、全くの独立系の神社であり、その歴史は次のように説明されています。
宝徳山稲荷大社の歴史は、遠く縄文の昔までさかのぼります。
古記録によると、殷帝大王(いててのひみこ)の命により、物部美万玉女命(もののべのみのわひめのみこと)が瓊名(ぬな)の里に日の宮のみやしろ(現奥の宮)を建立した時より、連綿として今に至ると言われております。瓊名の里はその後、朝日長者ヶ原、太田乃庄と呼び名が変わり、現在は越路原となっております。
持統天皇の御代、久辰稲輿玉女命(くしいなごしひめのみこと)は、奉幣使が来越した折りに、日の宮の改築を請願し、勅許を得て社殿を造営しました。
これにより越国五十六座の第一等社として、「越国総鎮守一ノ宮」の格式を賜りました。
後白河天皇の御代、大地動があり、世相が騒然となったことから、神座の安泰を祈念せよとのご神託を受け、日の宮を中之岳へ遷宮、文政年間、再び神勅を仰ぎ現奥宮に遷座致しました。その後、昭和28年に奥宮より神明山(現中の宮)に遷座し、昭和49年に内宮殿が、昭和54年に本宮殿が建立され、平成5年には、朱塗りの奥宮大聖堂が完成し、今日に至るまで、越国を始め全国各地の信者・崇敬者から多大なる信奉を受ける、一大信仰の殿堂として鎮座しております。
▲出典:宝徳山稲荷大社HP http://www.houtoku.or.jp/lineage/history/
んで、初めて訪れた2017年のお正月に、これらの巨大建築を目の当たりにし、神社のようなデザインだけれども、宿泊施設がくっついているようにも思え、調べているうちに、これらの建物はやはり宿泊施設の一部で、毎年11月2日の夜に行われるお祭りのときに、全国から集まる信者さんが泊まるためのものだということを知りました。
さらに調べていくと、そのお祭り(神幸祭(よまつり))では、願いが書かれた大きな赤いローソクを大量に灯すのだそうです。
宝徳山稲荷大社には、そのお祭りの夜にローソクを灯すためだけに使われる広大なスペースも確保されているのです(ローソク畑と呼ばれている)。
ネットで検索を続けると、なぜか、由紀さおりさんのブログがヒットしました。
由紀さおりといえば夜明けのスキャット。名曲でした。時計は止まるのよ。
そして昭和の名作映画、『家族ゲーム』。お母さん役でした。
最近では、人気ジャズ・オーケストラ・グループ“PINK MARTINI"と共演し、海外でも高い評価を得ています。
今も大活躍の由紀さおりさんであります。
その由紀さおりさんが神幸祭(よまつり)のときに開かれる演芸大会にゲストとして来ることもあるとゆーのです。
しかも、やって来るのは由紀さおりさんだけではなく、信じられない話ですが、火の鳥もやって来るというのです。
私にとって、火の鳥といえばコレです。
真夜中にこんなのが出現して空を飛ぶ? にわかには信じられない話ですが、私の頭の中の火の鳥の妄想はふくらみ、2017年の11月2日の夜は必ず宝徳山稲荷を再訪しようと思ったのでした。
2017年11月2日。われわれは宝徳山稲荷大社を目指した
宝徳山稲荷大社があるのは新潟県長岡市。長岡市と言っても長岡の中心街からはかなり離れています。
もともとは越路町(こしじまち)という別の自治体でしたが、2005年4月1日に長岡市に編入されたのだそうです。
宝徳山稲荷大社の最寄り駅は越後岩塚駅。JR東日本の信越本線の駅です。
鉄道で行っても帰りの電車がないので、我々(私と妻)はクルマで行きました。
この越後岩塚駅の近くには、その名前のとおり、岩塚製菓という米菓メーカーがあります。
黒豆せんべいはうまいです。
近所には岩塚製菓の直売所もありますのでぜひ寄ってみてください。
格安でおせんべいが買えます。
岩塚製菓は国産米だけを原料にすることにこだわっているメーカーで、あの「ひふみ投信」もこの会社に投資しています。
この岩塚製菓も宝徳山稲荷大社とはご縁が深そうな感じです。
また、宝徳山稲荷大社の近くにあるのは、米菓メーカーだけではありません。
なんと、日本最大級のガス田である「南長岡ガス田」があります。
南長岡ガス田は、新潟県長岡市の南西約10kmに位置する国内最大級の埋蔵量を誇る大型ガス田であり、同ガス田の天然ガスは、国内最深の深度4,000~5,000mの深部火山岩中に含まれています。
この大型ガス田の開発の歴史は、1970年代後半から始まります。当社は新潟県で、グリーンタフ(緑色凝灰岩層)中に貯留される天然ガスの探鉱を進めていましたが、1976年、長岡市西方でグリーンタフ中にガスの存在を確認し、有望なガス鉱床発見の端緒を得ました。その後さらなる試掘と様々な技術的検討を重ねた結果、1981年に開発を決定し、生産井の掘削やプラント(天然ガス生産処理施設)建設を進め、1984年に国内最大級の能力を有する越路原プラントを竣工し、生産を開始しています。
南長岡ガス田で生産される天然ガスは、プラントで処理した後、パイプラインネットワークを通じて沿線の都市ガス事業者及び工業用需要家の皆様へ販売しています。
▲出典:国際石油開発帝石株式会社HP http://www.inpex.co.jp/business/japan/gasproject.html
このガス田の越路原プラントは、はっきり言って、宝徳稲荷の隣です。
我々は午後10時前には宝徳稲荷に到着することを目指して出発しましたが、宝徳稲荷奥宮前の駐車場に至る道路で渋滞にはまりました。
このとき時間は21時10分頃でした。
その私たちの目に飛び込んできたのがこのプラントです。
工場夜景萌えのみなさんにはたまらない構図です。
あ、工場夜景ってゆーのは、こーゆーのです(↓)。
何本もの配管に装飾された巨大金属構造物が所々照明に照らされて林立しています。
道の向こうには宝徳稲荷の奥宮が見えます。
望遠で撮ってみました。
白いシートで覆われているのは、工事中なんですかね。
所々に強力なバルーン投光機が設置されています。
奥宮の手前にも人影が見えます。
奥宮前の駐車場もけっこう満杯な感じです。
渋滞の列はゆるゆる進んでいきますが、駐車場は埋まっている雰囲気です。
振り返ると天然ガスのプラント。
レンズを望遠から戻します。
オレンジ色の光と煙があがっているところが「ローソク畑」のようです。
すでに点灯されてローソクが燃えているようです。
あの上空あたりに火の鳥が飛ぶのでしょうか?
とまったり進んだりを繰り返します。
ずっとクルマが続いています。
ここに来る前に、カレーを食ってきました。
カレーハウスCoCo壱番屋のビーフカレーです。ライスは200gにしておきましたが、ちゃんと腹ごしらえをし、トイレにも行っておいたのは賢明な判断でした。
私たちの後ろに続くクルマたち。その渋滞の列はどんどん長くなっているようです。
この位置から見ると、大社の建物とガスプラントが並んで見えます。
ローソクが燃え上がっています。いったい何本のローソクが燃えているのでしょうか。
望遠にしてみました。
ローソク畑の手前にも駐車場待ちのクルマの列がつながっています。
ゆるゆるゆるゆる。
それにしてもすごい煙です。
ローソク畑の手前にも駐車場はありますが、そこはもういっぱいなようで、奥宮前の駐車場に向かってクルマの列は進んでいきます。
わたしたちのクルマがローソク畑手前の駐車場に到達したとき、帰途につくクルマが出口から出てきたので、たまたまその位置にいた私たちのクルマを誘導員の方が駐車場へ入れてくれました。
ラッキーでした。帰るクルマが出てこなかったら、あと10分以上はクルマの中にいたと思います。
ありがとうございました。
駐車場の位置関係はこんな感じです。
▲出典:googlemap クリックするとでかくなる
このときの時間が22時ちょっと過ぎ。だいたい1時間くらい渋滞にはまっていたことになります。
【追記】
上のgooglemapの駐車場の状況は2017年のものです。その後、駐車場が大幅に拡張されたおかげで、2019年の「よまつり」では、渋滞が大きく緩和されました。ありがたいことです。
拡張された偉大なる駐車場を見よ(↓)。2021年現在のgooglemapです。
クルマを降りると、すぐそこはローソク畑。
数えきれないほどのローソクが燃えています。
奥宮の手前までやってきました。
すでに人でいっぱいです。
携帯椅子に座る人や地面にシートを敷いて横になっている人もいます。
多くの人は空を見上げています。
2017年の11月2日の夜は晴れていましたが、気温も高く、ダウンジャケットを着ていった私は歩いていると汗ばむほどでした。
▲奥宮にあるトイレ棟(この周辺が観測ポイントの1つらしいです)
夜だというのにこんなに人がいます。
ま、明日は祝日なんで、ほとんどのみなさんお休みでしょうけれども。
奥宮はやっぱり工事中で、足場も組まれています。
午前0時から、この奥宮のなかで神事(暁之儀大祭)が行われるそうです。
おまわりさんも警備中です。
燃え盛るローソク。まさに畑のようです。
私たちもローソクにお願いを書くことにしました。
2本1組で2000円。内税ですかね? とゆーより、神社は消費税を払うんでしょうか? このへんはよくわかりません。
2組求めました。
【追記2024】2024年もこのローソクは2本1組で2000円でした
ローソクは、ローソク専門メーカー「カメヤマローソク」製です。
特注の専用ローソクみたいですね。
赤くて太いローソクです。
ローソクには自分で火をともすことができます。
私は商売繁盛と書いてみました。赤いローソクに
心願 商売繁盛 必成就
と書きます。
妻は、
心願 心願成就 必成就
と書きました。
どんな願い事が書けるかは、ローソクを売っているテントの中に説明書が置いてあるので安心です。
願い事を書くためのフェルトペンもテントの中にあります。
駐車場はいっぱいですが、その先に見える光の列は奥宮を目指すクルマのライトです。まだまだ渋滞中ってことですね。
奥宮とローソク畑の間にある建物では祭壇が組まれ、お詣りが続いていました。
整然と並べられた果物の御供物がきれいです。
榊ではなく、針葉樹の木片と紙で作られた玉串(?)を入り口で受け取り、その玉串とお賽銭をあげてお詣りします。
ここでお詣りしたら、「参拝者 御供物引換券」をいただきました。
お詣りした人みんなにこの券を配ってました。このへんが、この宝徳山稲荷大社の太っ腹なところです。
券には、本宮でお供物をいただけると書いてあります。
ローソクも灯したので、本宮へ向かいました。
奥宮から本宮は歩いて10分程度です。
道は投光器で照らされているので安心です。
宝徳稲荷本宮でお供物をいただく
宝徳稲荷の本宮では、お饅頭などが売られていました。
うどんも食べられます。
だしのニオイが本当にうまそうでした。来年また来れたら、きっと食べます。
【追記】
2019年、2020年、2021年、2022年、2023年。5年連続で「かけうどん」いただきました。2023年は1杯400円でした。
シンプルだけどダシがうまいです。2021年は30分ほど並びました。注文の受け方が毎年改善されています。2023年は屋台のレイアウトも変更されていました。
2024年はきつねうどん1杯500円をいただきました。「かけうどん」は400円のままでしたが、のってる具が少なくなったような。
甘酒が無料でふるまわれていました。
1杯いただきました。甘酒を飲むのは数十年ぶりです。
これまたおいしかったです。
お詣りしたときに頂いた引換券は、ここでお供物に交換していただけます。
遠くから来ている皆さんはここに泊まるようです。
お祭り屋台もでています。
浮かび上がる宝徳稲荷本宮本殿と上の宮。
本宮側の駐車場もほぼ満杯状態です。
アニメの世界に入ったような感覚になり、何枚も写真を撮ってしまいました。
きれいなお月さまが出ている夜でした。
この日の月齢 13.3。満月の2日前のようです。
この時間だと、みなさん奥宮に移動されているようで、本宮の駐車場周辺は人もまばらです。
建物どうしをつなぐ空中渡り廊下です。
ここで、お供物をいただきました。
ポリエチレン袋にいろいろ入っています。
いただいたお供物については後ほど紹介します。
宝徳山稲荷大社本宮です。ここでは色付きのローソクを灯してお参りします。
うどん・お饅頭販売の各テントを上から見てみました。
本宮入り口です。
巨大提灯が見ものです。
中に入っての撮影はできません。
ここで、宝徳稲荷大社独特の5色のろうそくを合計10本立てるお詣りをします。
この本宮の入り口では、みかんが無料で配られていましたのでいただきました。
なぜか岩塚製菓のバス。
神職の方が乗り込んでいきます。
そろそろ奥宮に向かわれるのでしょうか。
宝徳稲荷奥宮斜め上空に火の鳥登場
私たちも奥宮に戻りました。
この時、奥宮のすぐ手前あたりに来たときに、どよめきが聞こえました。
出た とか 飛んでる とか うわー とか すごーい とか ナニあれ とか
多くの人が夜空を指さしています。
私は思わず走り出し、奥宮のトイレの前あたりで止まり、皆が指さしている空を見上げました。
そこには赤く光ってパタパタパタパタと一生懸命に羽ばたいている一羽の鳥が見えたのです。
パタパタパタパタってゆーのは動きであって、羽音が聞こえるわけではありません。
ガスプラントの方向からローソク畑の方向へ向かって一直線で飛んでいき、消えました。
私が体験した印象をあえて絵にするとこんな感じです。
ペイントで描いてみました。
▲あくまでも個人の感想です
私が妄想していた火の鳥はゆったり羽ばたく鳥でしたが、今見たのは絶えず羽ばたいて飛ぶ鳥です。
一番身近な例で云えば、スズメ?
どのくらいの高度を飛んでいるかはわからないので大きさは不明ですが、感覚としては、飛び方はスズメだけど、もっと大きな鳥って感じです。
光る鳥が出現するたびに、どよめきが起こります。
一方、奥宮には岩塚製菓のバスから降りた神職の皆様が入られます。
この日は明るい月が輝いていました。
この月明りのしたでも明確にわかるほど赤く光って飛ぶんです。
みんな空を見上げています。
奥宮からみて、このプラントのある方角から飛んできてました。
そろそろ夜中の12時ですが、たくさんの人です。
このあとも間をおいて周辺にどよめきが起き、そのたびに夜空を見上げると、赤く発光しているように見える鳥が飛んでいくのを見ることができました。
数十分の間に、光る鳥を8羽ほど見たところで、私たちは奥宮で0時から行われる神事に立ち会わせていただきました。
奥宮で行われた神事は本当に厳かなものでした。
ぜひ、参加されることをおすすめします。
私たちは午前1時すぎにローソク畑を通って駐車場に向かい帰途につきました。
燃え盛るローソク畑の中央付近はけっこうな熱と、ローソクの煙でスゴイ状況です。
息ぐるしくて、立ち止まることなく走り抜けたほどでした。
こうして、夜は更けてゆくのでありました。
宝徳山稲荷大社のお供物紹介
本宮でいただいた宝徳稲荷オリジナルお供物です。
一人分がひとつのポリ袋に入ってます。
これで二人分(↓)。
岩塚製菓製の御神せんには火の鳥の絵が。鳳凰ですかね。
ちょっと甘めのおいしいおせんべいでした。
マルハニチロ株式会社の缶詰です。
宝徳山稲荷大社のオリジナル御神酒は高の井酒造株式会社製です。
さっそく飲んでみました。すっきりとした飲み口のおいしいお酒でした。
飲み過ぎる可能性があるお酒です。
そして乾麺うどん。
長野県の信州戸隠そば株式会社製。これも宝徳稲荷オリジナル品。
みかんは、本宮の入り口で無料で配られていたのをいただきました。
この大社は、お供物をいっぱい下さることでも有名みたいです。
七五三のお参りも評判です。
ただ、このお供物、その内容が年々小規模化されていってます。おまいりの人がどんどん増えているからですかね。
2022年と2023年は雪国甘酒をいただきました。
宝徳稲荷についてのネット上の情報
インターネットは便利なもので、宝徳稲荷の11月2日の状況についていろいろ報告されている情報を集めることができます。
宝徳稲荷 火の鳥 で検索すると多くの人の投稿を見ることができます。
なかには、2017年の11月2日の夜に合計20数羽の火の鳥を見ることができたとの記述もありました。
関東方面からの弾丸ツアーもあり、多くの人が火の鳥を見ることができたようです。
また、宝徳稲荷については、こんな記事も見つけました。
2017年11月2日の宝徳山稲荷大社よまつりの動画
youtubeには、2017年11月2日の夜の動画もいくつかアップロードされていますので、リンクを貼っておきます。
こちらは、写真のスライドショー動画です。
ローソク畑の様子がよくわかります。
この宝徳稲荷がネット上でどのくらい検索されているかをgoogleトレンドで見てみました。
▲googleトレンド:2017年11月12日
2017年11月の検索回数はまだ未確定ですが、これまでにない勢いで急上昇しています。
宝徳稲荷大社で私が見た光る鳥について
▲個人の感想に基づく絵です
ま、私には鳥に見えたので、以下「鳥」と書きますが、本当のところはわかりません。
あの夜、あの場所にいた多くの人が赤く光る鳥を見ました。
現れる鳥は、特定の人にしか見えないような存在ではありません。
その正体については、たまたま夜空を飛んでいる鳥(白鳥?)に、ローソク畑の赤い炎が映って反射しているのではないかと云う説もあります。
鳥目という言葉もあって、鳥は夜は飛ばないって思っている方も多いですが、夜でも飛ぶ鳥は普通にいます。
しかし、私が見た鳥は、その飛び方はまさにスズメみたいでしたが、反射して光っているというよりも自ら発光しているように見えたのです。
と言っても、月だって太陽の光を反射しているだけなのに、自ら光っているように見えるじゃんって意見もあるんですけれども。
とにかく、ローソク畑の数十メートル手前から赤く光っていて、その明るさを維持したまま飛び去って行ったのです。
あの夜、私は、赤く光る鳥を8羽は見たと思います。
すべてが同じ方向から飛んできて、同じ方向へ飛び去って行ったように思います。
飛んでいた鳥の大きさはだいたい同じくらいの大きさに見えましたが、中に、これは少し大きいと思えるものも飛んでいました。
ただし、自分と鳥の距離がどれくらい離れているかよくわかりませんでしたので、大きな個体だったのか、距離が近かったのか、原因はわかりません。
基本的に光る鳥は1羽ずつ現れましたが、1回だけ、2羽が前後して飛んで行ったのを見ました。
周囲の人の話を聞いていると、昨年(2016年)よりは数がずっと少なかったそうです。
望遠と動画撮影機能を備えたカメラを私は持っていましたが、あの不思議な存在を撮影する気はありませんでした。
あれはいったい何だったのでしょうね。
世のなかには、不思議なことがやっぱりあるもんなんですね。
人間には伺い知れない、まさに人知を超えた世界もあるとゆーことで、明日から謙虚に生きていこうと思った夜でした。
【追記2024年】このあと私は、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年と6年続けて11月2日の夜に宝徳稲荷にお詣りしています。
2019年のときは、白くて透明感のあるかなりお大きな鳥が7羽の編隊を組んで飛んでいくのを見ました。
2020年はけっこうな土砂降りでしたが途中で雨もやみ、数は少なかったですが、赤く光る鳥と前年に見たような白い鳥を見ることができました。
2021年も雨のなか向かいましたが、現地に着いたら雨もやみ、赤や白の鳥を合計30は見ました。
2023年は私が見ることができたのは3羽にとどまりました。
なんとゆーか、毎年ありがたいものを見させてもらった感が満載で、この人知を超えた現象を目の当たりにするたびに、人間、謙虚でなきゃいかんと思う反面、夜空を飛ぶ鳥にローソク畑の炎の光が反射しているのかもってことも同時に考えてもいます。
2024年は、昼間は雨でしたが、夜半には雨もやみ、深夜には星も輝いていました。この年の私は、ローソク畑のなかから真上を見上げていました。
上空で旋回して飛ぶ光るカモメみたいな鳥を見ました。
自ら発光しているのか、はたまたローソク畑の炎の光が反射しているのかは不明ですが、光る鳥が夜空に羽ばたく姿は神々しい姿でした。
このお祭りの夜に飛ぶ鳥の飛び方を観察すると、数種類の鳥がいるようです。
カモメ、サギやカモなどの水鳥類、あるいは渡り鳥は一般的には昼行性ですが深夜に飛ぶこともあると、AIが教えてくれました。
そして、多くの鳥類は人工の光に引き寄せられることも知られているってことなんですよ。
いったい、あの光る鳥はなんなんでしょうね。
一夜あけて11月3日の夕方の新潟の空で
2017年の11月3日に新潟県で撮影され、twitterに投稿された写真がこれ。
その美しさがネットで評判になりました。
さすがにこれは感動する pic.twitter.com/fmDOpVpmF7
— tm (@tm_wolf50) 2017年11月3日
意味のある偶然でありましょうか。