行ってきました。松本零士センセの世界展。
「銀河鉄道999」誕生から、今年で40年。
一時的に、日本のアニメ界は松本ワールドに染まったこともありましたが、それも今は昔のお話ですね。
この美術展では、松本先生の直筆の漫画原稿、アニメーションのセル画、デザイン画、模型等、総点数約300点が展示されていました。
場所は新潟市の丘陵地帯にある「新津美術館」です。
たどり着きました。
入り口から、もう、松本零士の世界です。
入場料は大人1000円。
展示室に入る前のこの空間では、写真撮影が許可されています。
パンツにサルマタケとゆー名のキノコが生える昭和の四畳半のお話です。
男おいどんは、実物のサルマタが並べられています。
松本先生の父親がモデルという沖田十三。名言の「バカメ」。
マンガの一コマに、顔を出して写真が撮れます。
ロビーに置かれたディスプレイには、先生のインタビュー番組が流されています。
約1時間にわたる番組ですが、松本零士の生い立ちを知ることができる貴重な内容です。
松本零士先生のお父上は第二次世界大戦時に、戦闘機のパイロットだったのですね。
沖田十三の顔は、この父親がモデルであることが番組で語られていました。
美術展は2つの会場に分かれてて、第2会場の最初の部屋では松本キャラクターが並べられ、写真撮影が許されています。
エメラルダスさんも。
バックはハーロックのアルカディア号。
おなじみ、宇宙戦艦ヤマト。
松本零士先生は宇宙戦艦ヤマトの原作者として紹介されることがありますが、裁判で負けましたので、正しい原作者は西崎義展プロデューサーです。
西崎義展プロデューサーについては、この本が便利です。
びっくりします。
サーシャさんです。
銀河鉄道999の頃が絶頂期ですかね。
衣装が用意されているので、車掌さんのコスプレもできてます。無料です。
松本ワールドに登場するメーテルなどの女性のモデルは、
シーボルトの孫娘、楠本高子と言われており、美術展では、彼女の写真も展示されていました。
また、同じく影響を与えた女性として、マリアンヌ・ホルトの写真もありました。
マリアンヌ・ホルト(Marianne Hold、1933年5月15日 - 1994年9月11日)はドイツの女優です。
志をたて、それを成し遂げた漫画家の一大ワールドでした。
会期
平成29年6月17日(土曜)から8月27日(日曜)
休館日
月曜日(ただし7月17日、31日、8月14日は開館)、7月18日(火曜)
開館時間
午前10時から午後5時まで(観覧券販売は午後4時30分まで)
観覧料
当日券
一般1,000円 大学・高校生700円 中学生以下無料
※有料20名以上は団体料金(2割引)
※SLばんえつクーポン、新潟県立植物園入場券、新潟市新津鉄道資料館入館券で2割引(割引併用不可)
※障がい者、教育・保育活動などの観覧料の免除について(PDF:124KB)
松本せんせについては、西崎Pとの原作者は誰か裁判や槇原敬之さんとの歌詞の盗用裁判などがあり、そのいっぽうで、松本キャラクターたちがパチスロマシンに売られたりして、なんだかなあとゆー感じもあるのですが、21世紀になってあらためてその世界をまとめて振り返ることができてよかったです。
この美術展に入場すると、このカードが漏れなくもらえます。
ここに書かれている「時間は夢を裏切らない 夢も時間を 裏切ってはならない」という言葉こそ、松本先生と槇原氏が争った言葉であります。