豫の使っているコンピュータには、20年近く前のワープロ時代からの
データが堆積しているのだが、これはいつ採取した詩であったか。
学びの友の語らひを うつろひ易き夢と見て
女の恋のささやきを いつわり多き花と見て
世の賑わひに背を向けて 爪に灯ともす我が暮らし
汗かき恥かき義理欠きて 貯めにし金が伍萬両
今や世に出し生業ひは 人も蔑む高利貸し
人の怨みを糧として 築きし財が伍億両
たとへこの身は地の底の 罪の業火に焼かるとも
思ひ知らさむ我が胸に 淀みて深き怨念を
そんなわけで、本日は
「爪に灯ともす我が暮らし」
である。電車男の最終回を見ながら、残る3本の脚の爪12個を作った。